ヘッドホンのイヤーパッド 朽ちてしまう
昨年暮れに突発性難聴を発症してあたふたしてた頃、実は長年使ってた安物のヘッドホンが壊れたんですよね。
プラグの根本付近で断線してると思います。
正直、修理は出来ますけど、プラグからケーブルまで一体成型されてるものを修理するのはかなり面倒なのです。
突発性難聴を発症してからはヘッドホンがそもそも不快でしたし、治療に入った時点でヘッドホンは使っちゃダメだって事で使わなくなってそのままだったのですが、治ってみるとやはり必要だと実感。
調べてみると、2016年頃に子供用に買ったヘッドホンが、誰にも使われなくなったまま残ってることが判明。

これは買ったばかりの状態。
今ではもうすっかり大きくなった子供たちは、安物のヘッドホンなんざ使わずに、自分の好みのワイヤレスイヤホンを使ってますからね。これも時代の流れでしょう。
さて、子供らの引き出しの奥から引っ張り出してきたヘッドホン。

イヤーパッドが朽ち果ててますよね。
レザークラフトを勉強してて知った事なんですが、合皮の寿命は数年なんですよね。
合皮というのは、表面を樹脂でコーティングしてる物がほとんどなのですが、その樹脂成分は、時間の経過によって崩壊してしまう性質を持ってるそうです。
その事を思い知らされる出来事が、つい数週間前にも起こってたのでした。
実は、昨年12月に父親を亡くしたんですが、その通夜の際、何年か前に買った革靴を履こうとして驚いたんです。
なんと、履き口(トップライン?)が合皮だった様で、手で触るとボロボロと崩れてきたんです。
25年ほど前に買った、数万円するリーガルのちゃんとした革靴は持ってたのですが、子供の入学式や卒業式なんかが立て続けにあったので、もっと気軽に履ける軽い革靴が欲しくて、数年前に5,000円くらいで買った靴なんですけどね。
基本的にあまり革靴を履く機会が無いのですが、そうは言っても去年の冬~春には数回履いてますし、今回も特に何も考えずに履こうとして異変に気が付いたのでした。時間が無い時だったので割と焦りました。
慌てて靴箱を漁ってリーガルの靴を引っ張り出して、10年ぶりくらいに履いたのですが、さすがはリーガルというか、さすがに数万円もした革靴ですw
ちゃんと手入れして仕舞っておいたという事もあるんでしょうけど、最後に履いた時と全く変わらない見た目と履き心地でした。
なるほど、これが革靴なんだな、と納得しました。
一方、たった数年前に買った合皮の靴は、部分的にとは言えボロボロになっていて、とても履ける状態ではありませんでした。
革と合皮の実力の、持てるポテンシャルの違いを見せつけられたのでした。
さて、話をヘッドホンに戻しましょう。
実は、若いころに音響機器メーカーにいたことがあって、色んなヘッドホンに触れる機会があったのですが、結構高額のヘッドホンでもパッドは合皮だったりするんですよね。
有名メーカーのヘッドホンの場合、イヤーパッドの経年劣化を見込んで、交換用のパッドも売られているんです。
今回のこのヘッドホンですが、オーディオテクニカのATH-S100という機種で、1,000円強くらいで売られてる一番安い価格帯の製品だと思います。


その交換用イヤーパッドは・・・1,000円くらいするので、正規のパッドを買って交換する気は全く起きませんよね。
さて、その昔、会社員時代にこんな劣化したパッドを何度か扱ったことがあって、手で擦ると朽ちた部分が綺麗に剥がせたりする事を知ってますw
当時はもちろん、合皮の寿命だという認識は全く無くて、ただただ、イヤーパッドが劣化した時は、手で擦ると綺麗に剥がせる事が多い、という事実の部分だけを知ってたに過ぎませんし、当時は剥がして遊んだだけで、お客様の物であれば新品のパッドと交換するだけでしたけどね。

当然、素材によっては出来ない場合もあると思うので、どの製品でも同じことが出来る訳では無い、という事は念の為に書いておきます。
では、やってみましょう。

コツは、剥がれてる部分を引っ張って剥がさないことです。いや、正確には、引っ張って剥がしても良いんですが、最終的には全て素手で擦って、残ってる全ての合皮成分と接着剤成分?を剥がしきることが重要で、しっかり擦れば剥がせますのでサボらないことですw

ちなみに、イヤーパッドは、たいていの場合は、そっと引っ張れば取り外せます。
念の為に、ねじ止めされた様なパーツで固定されたりしてないか?は確認した方が良いですね。まぁでも、基本的には全て自己責任で行う作業なので、そこはもう自分で何をどう確認するか?は自由ですけどね。
しっかり指で擦って、もうどうやってもカス的なものが剥がれてこなくなったら、出来れば掃除機で慎重に残りかすを吸い取るか、エアダスターで細かい残りかすを吹き飛ばします。

外すのが簡単だったパッドの場合は、元に戻すのも意外に簡単で、メーカーによって色々だとは思いますが、オーディオテクニカのこのモデルの場合は、本体側にあるスリットに沿って回し入れる事で簡単に装着できるようになってます。

完全に指で擦り取ってから、細かいゴミを吸うなり吹き飛ばして、再装着すれば完成。
モデルによっては、イヤーパッドの交換で、本体と同じくらい費用が掛かったりしますが、そうやって交換してもまた朽ちるんです。
なので、朽ちてしまった場合は、こうやって綺麗に剥がしてしまうと、そのまま当分は使えます。
この状態からもやがては劣化するのですが、そうなるまで割と長い間は耐えてくれますので、当分はこのまま使えます。
ちなみにヘッドホンの性能についてですが、一応、子供の頃から様々なジャンルの音楽に触れる機会があったり、音響機器を作る企業で働いていた事があったり、音や音楽を扱う現場で働いてたり、自分で演奏したりする経験上から言いますと、数千円~数万円程度という常識的な値段の範囲内においては基本的にはお値段相応です。
メーカーによって特性も違ったりはします。そこは好みの問題ですね。
私は何のこだわりも持ってませんので、できるだけ安い物を買うのですが、それでも一応は有名企業の品物を選ぶようにはしてます。
理由は、仮にも有名メーカーであれば基本的に品質管理されてるからで、とんでもない粗悪品を買ってしまうことは無いからです。
もちろん性能に関しては、安物は安物なりの性能なのですが、どっちにしても、私の場合、もともと耳が良いという事もそうなんですが、色んな経験によって何が聞こえていて何が聞こえていないのか?は判るので、しばらく使ってる内に勝手に脳内補正が掛かって慣れてしまいます。
なので、耳を傷める様な粗悪品でなければOKで、あまり高額な製品を買う理由が無いんですよね。
ええと・・・まぁそういう訳で、新年早々、セコい話でしたw
プラグの根本付近で断線してると思います。
正直、修理は出来ますけど、プラグからケーブルまで一体成型されてるものを修理するのはかなり面倒なのです。
突発性難聴を発症してからはヘッドホンがそもそも不快でしたし、治療に入った時点でヘッドホンは使っちゃダメだって事で使わなくなってそのままだったのですが、治ってみるとやはり必要だと実感。
調べてみると、2016年頃に子供用に買ったヘッドホンが、誰にも使われなくなったまま残ってることが判明。

これは買ったばかりの状態。
今ではもうすっかり大きくなった子供たちは、安物のヘッドホンなんざ使わずに、自分の好みのワイヤレスイヤホンを使ってますからね。これも時代の流れでしょう。
さて、子供らの引き出しの奥から引っ張り出してきたヘッドホン。

イヤーパッドが朽ち果ててますよね。
レザークラフトを勉強してて知った事なんですが、合皮の寿命は数年なんですよね。
合皮というのは、表面を樹脂でコーティングしてる物がほとんどなのですが、その樹脂成分は、時間の経過によって崩壊してしまう性質を持ってるそうです。
その事を思い知らされる出来事が、つい数週間前にも起こってたのでした。
実は、昨年12月に父親を亡くしたんですが、その通夜の際、何年か前に買った革靴を履こうとして驚いたんです。
なんと、履き口(トップライン?)が合皮だった様で、手で触るとボロボロと崩れてきたんです。
25年ほど前に買った、数万円するリーガルのちゃんとした革靴は持ってたのですが、子供の入学式や卒業式なんかが立て続けにあったので、もっと気軽に履ける軽い革靴が欲しくて、数年前に5,000円くらいで買った靴なんですけどね。
基本的にあまり革靴を履く機会が無いのですが、そうは言っても去年の冬~春には数回履いてますし、今回も特に何も考えずに履こうとして異変に気が付いたのでした。時間が無い時だったので割と焦りました。
慌てて靴箱を漁ってリーガルの靴を引っ張り出して、10年ぶりくらいに履いたのですが、さすがはリーガルというか、さすがに数万円もした革靴ですw
ちゃんと手入れして仕舞っておいたという事もあるんでしょうけど、最後に履いた時と全く変わらない見た目と履き心地でした。
なるほど、これが革靴なんだな、と納得しました。
一方、たった数年前に買った合皮の靴は、部分的にとは言えボロボロになっていて、とても履ける状態ではありませんでした。
革と合皮の実力の、持てるポテンシャルの違いを見せつけられたのでした。
さて、話をヘッドホンに戻しましょう。
実は、若いころに音響機器メーカーにいたことがあって、色んなヘッドホンに触れる機会があったのですが、結構高額のヘッドホンでもパッドは合皮だったりするんですよね。
有名メーカーのヘッドホンの場合、イヤーパッドの経年劣化を見込んで、交換用のパッドも売られているんです。
今回のこのヘッドホンですが、オーディオテクニカのATH-S100という機種で、1,000円強くらいで売られてる一番安い価格帯の製品だと思います。


その交換用イヤーパッドは・・・1,000円くらいするので、正規のパッドを買って交換する気は全く起きませんよね。
さて、その昔、会社員時代にこんな劣化したパッドを何度か扱ったことがあって、手で擦ると朽ちた部分が綺麗に剥がせたりする事を知ってますw
当時はもちろん、合皮の寿命だという認識は全く無くて、ただただ、イヤーパッドが劣化した時は、手で擦ると綺麗に剥がせる事が多い、という事実の部分だけを知ってたに過ぎませんし、当時は剥がして遊んだだけで、お客様の物であれば新品のパッドと交換するだけでしたけどね。

当然、素材によっては出来ない場合もあると思うので、どの製品でも同じことが出来る訳では無い、という事は念の為に書いておきます。
では、やってみましょう。

コツは、剥がれてる部分を引っ張って剥がさないことです。いや、正確には、引っ張って剥がしても良いんですが、最終的には全て素手で擦って、残ってる全ての合皮成分と接着剤成分?を剥がしきることが重要で、しっかり擦れば剥がせますのでサボらないことですw

ちなみに、イヤーパッドは、たいていの場合は、そっと引っ張れば取り外せます。
念の為に、ねじ止めされた様なパーツで固定されたりしてないか?は確認した方が良いですね。まぁでも、基本的には全て自己責任で行う作業なので、そこはもう自分で何をどう確認するか?は自由ですけどね。
しっかり指で擦って、もうどうやってもカス的なものが剥がれてこなくなったら、出来れば掃除機で慎重に残りかすを吸い取るか、エアダスターで細かい残りかすを吹き飛ばします。

外すのが簡単だったパッドの場合は、元に戻すのも意外に簡単で、メーカーによって色々だとは思いますが、オーディオテクニカのこのモデルの場合は、本体側にあるスリットに沿って回し入れる事で簡単に装着できるようになってます。

完全に指で擦り取ってから、細かいゴミを吸うなり吹き飛ばして、再装着すれば完成。
モデルによっては、イヤーパッドの交換で、本体と同じくらい費用が掛かったりしますが、そうやって交換してもまた朽ちるんです。
なので、朽ちてしまった場合は、こうやって綺麗に剥がしてしまうと、そのまま当分は使えます。
この状態からもやがては劣化するのですが、そうなるまで割と長い間は耐えてくれますので、当分はこのまま使えます。
ちなみにヘッドホンの性能についてですが、一応、子供の頃から様々なジャンルの音楽に触れる機会があったり、音響機器を作る企業で働いていた事があったり、音や音楽を扱う現場で働いてたり、自分で演奏したりする経験上から言いますと、数千円~数万円程度という常識的な値段の範囲内においては基本的にはお値段相応です。
メーカーによって特性も違ったりはします。そこは好みの問題ですね。
私は何のこだわりも持ってませんので、できるだけ安い物を買うのですが、それでも一応は有名企業の品物を選ぶようにはしてます。
理由は、仮にも有名メーカーであれば基本的に品質管理されてるからで、とんでもない粗悪品を買ってしまうことは無いからです。
もちろん性能に関しては、安物は安物なりの性能なのですが、どっちにしても、私の場合、もともと耳が良いという事もそうなんですが、色んな経験によって何が聞こえていて何が聞こえていないのか?は判るので、しばらく使ってる内に勝手に脳内補正が掛かって慣れてしまいます。
なので、耳を傷める様な粗悪品でなければOKで、あまり高額な製品を買う理由が無いんですよね。
ええと・・・まぁそういう訳で、新年早々、セコい話でしたw
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